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斜視(しゃし)/斜位(しゃい)

更新日:2023年11月5日


=斜視の原因=

🔵目の筋肉や神経の異常

目を動かす筋肉や神経に異常があると、目の位置がずれ、両目が一緒に見ることができず斜視になります。

🔵両眼視異常

遺伝や脳の一部の異常が原因で、両眼視が上手くできない場合、斜視になります。

🔵強い遠視

強くピントを合わせないと、はっきり見えないため、目は内側に寄ってしまい斜視になります。

🔵視力不良

病気や怪我で片方の視力が悪くなると、両眼視ができず、視力の悪い方の目が斜視になる場合があります。

=斜視に似ている症状=

🔵偽斜視

斜視のように見えるが斜視ではない場合があります。瞼や目頭の形で白目を隠してしまい、内斜視のように内側に目が寄って見えます。

🔵斜位

物を見るときは両目の視線が一致しますが、対象が無く、ボーとしているときに左右の視線がずれてしまう状態。よくある症状で病的ではありませんが、大きな斜位量の場合は眼精疲労や複視(二重に見える症状)を起こしやすくなります。

=斜視の治療方法=

🔵屈折矯正(メガネやコンタクトレンズの装用)

治療の第一歩は屈折矯正と言われます。屈折異常を矯正し、両方の目でハッキリとした像を見ることにより両眼視をさせます。強い遠視によって引き起こされる調節性内斜視は、屈折矯正したメガネで改善されます。

🔵プリズムレンズ

プリズムレンズのメガネは光を曲げる作用があるため、疑似的に正常と同じように両目の視線が一点に向かうようになります。

🔵手術

眼科医とよく相談しましょう。

🌟目の発達期である小さなお子様の場合、斜視眼は視力発達を妨げる弱視になる場合があります。片目をつむって見る、頭を傾けて見る仕草がないかなどチェックしましょう。偽斜視の場合もありますので慌てずに。メガネで屈折矯正やアイパッチ(眼帯で遮蔽)など治療方法がありますので、眼科医と相談しましょう。


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